【60ハリアー】のデザインは本当にダサい?世間の評価と実際の印象

「60ハリアーってダサいの?」――SNSや口コミサイトでよく見かけるこの疑問。高級SUVとして人気を集めたトヨタ・ハリアーですが、その中でも「60系」は特にデザイン面で賛否が分かれるモデルです。あるユーザーは「フロントが威圧的で好きになれない」と語る一方、別のユーザーは「実車は写真より断然かっこいい」と高く評価しています。

こうした意見の違いが生まれる背景には、デザインの方向性や時代性のギャップがあります。2013年に登場した60ハリアーは、先代の高級感と新しい個性を両立しようとした結果、「高級なのに地味」「派手すぎる」と感じる人が両極端に分かれました。 本記事では、そうした評価の真相を客観的なデータやユーザーの声をもとに徹底検証します。

結論から言えば、「60ハリアー=ダサい」とは一概に言えません。 デザインをどう捉えるかは、乗る人の価値観や生活スタイルによって大きく変わります。この記事を読むことで、「なぜそう言われるのか」「本当にダサいのか」、そして「自分には合うのか」をしっかり判断できるようになります。

この記事で分かること

  • 60ハリアーが「ダサい」と言われる主な理由
  • 実際に所有しているユーザーのリアルな声
  • 他SUV(RAV4・CX-5など)とのデザイン比較
  • 年式・カラー・カスタムによる印象の違い
  • 60ハリアーを「おしゃれに見せる」ポイント

【60ハリアー】とは?モデル概要とデザインコンセプトを徹底解説

60ハリアーの基本スペックと特徴

60ハリアーは2013年12月に登場した3代目ハリアーです。プラットフォームはRAV4と共通のMCプラットフォームを採用し、都市型SUVとしての上質さを重視しています。 ガソリンモデルとハイブリッドモデルを展開し、2.0L直列4気筒エンジンと2.5Lハイブリッドの2種類を設定。走行性能よりも静粛性と乗り心地を優先して設計されました。

ボディサイズは全長4,720mm、全幅1,835mm、全高1,690mm。ミドルサイズSUVとしては扱いやすく、日常使いから長距離ドライブまで幅広く対応します。

項目 内容
全長×全幅×全高 4,720mm × 1,835mm × 1,690mm
エンジン 2.0Lガソリン / 2.5Lハイブリッド
駆動方式 FF / 4WD
燃費性能(WLTCモード) 約15〜21km/L
発売開始 2013年12月

歴代ハリアーとのデザイン比較

初代ハリアー(1997年)は「高級クロスオーバーSUVの先駆け」として誕生しました。2代目ではラグジュアリー志向がさらに強化され、3代目である60系では「より都会的で洗練されたデザイン」へとシフトしています。

一方で、ユーザーの中には「先代の方が高級感があった」という声も多く、デザインがスポーティ寄りに変化したことを“ダサい”と感じる人もいます。 フロントグリルの大型化や、LEDライトのデザインが賛否を呼びました。

  • 初代:高級感と重厚感が特徴
  • 2代目:曲線を活かしたラグジュアリーSUV
  • 3代目(60系):スポーティで若年層を意識

高級SUVとしてのブランドポジション

トヨタは60ハリアーを「高級感×日常性」の両立を目指したモデルとして開発しました。 価格帯は約270万円〜400万円で、同時期のRAV4よりも高価に設定されており、内装素材や静粛性で差別化を図っています。

そのため、ライバル車であるCX-5やエクストレイルと比べると、走行性能よりも快適性を重視した設計です。 実際にオーナーアンケートでも「静かで上質」「街乗りに最適」といった声が多く見られます。

トヨタが掲げたデザインテーマ「上質感と先進性」

60ハリアーの開発テーマは「Luxury × Innovation」。伝統的な上質さと未来的なデザインを両立することを狙いました。 エクステリアはワイド感を強調し、インテリアにはメッキやピアノブラックを多用。夜間のライティングにもこだわりがあり、上品な光の演出が魅力です。

一方で、過剰な装飾が「古臭く見える」という指摘もあり、ここが評価を二分する要因となりました。 高級志向と個性のバランスこそが、60ハリアーのデザインの本質と言えるでしょう。

発売当時のユーザー層と市場反応

発売当初、60ハリアーは30〜50代の男性を中心に高い人気を獲得しました。 特に「所有欲を満たすSUV」として支持され、月間販売目標3,000台に対して初月で約9,000台を販売。これはトヨタの予想を大きく上回る数字でした。

しかし、デザインについては賛否が分かれ、「かっこいい派」と「ダサい派」が明確に分かれたのも事実です。 実物を見ると印象が変わるという声も多く、写真やカタログでは伝わりにくい立体感が評価されました。

【60ハリアーがダサいと言われる理由①】フロントデザインの好みが分かれる

グリル形状が“口が大きい”と感じる人が多い理由

60ハリアーの最大の特徴である大型フロントグリルは、迫力と存在感を狙ったデザインです。 しかし一部のユーザーからは「開いた口のように見える」「威圧感が強すぎる」という声も多く、SNSでは「顔が怖いSUV」と評されることもあります。 トヨタが狙った高級感が、見る人によっては“やりすぎ”に映る点が賛否を分けています。 一方で、実際に街中で見ると「写真よりも上品」「光の反射で印象が違う」と再評価する意見も増えています。

評価の傾向 主な意見
肯定的 「高級感がある」「他SUVより個性的」
否定的 「威圧的」「デザインがやりすぎ」

ヘッドライトのシャープさと全体バランス

60ハリアーのヘッドライトは細く鋭い形状で、夜間の印象を強めています。 LEDプロジェクターランプを採用し、視認性は高く実用性も十分です。 ただし、グリルとの一体感が薄いため「ライトだけ浮いて見える」との指摘もあります。

全体のバランスでは、特に横幅との比率が重要です。 ヘッドライトの位置が低めに設定されているため、正面から見ると“前のめり”な印象を与えることもあります。 この独特の配置が60ハリアーのデザインの好みを分ける要素です。

ライバル車(CX-5・RAV4)との比較評価

同クラスのSUVであるマツダCX-5やトヨタRAV4と比較すると、60ハリアーは「エレガント寄り」と言えます。 CX-5が流れるような曲線でスタイリッシュに仕上げているのに対し、60ハリアーは直線的で重厚感を重視。 このデザイン差が「洗練された」「古く見える」という相反する評価を生み出しています。

  • CX-5:ヨーロッパ車のようなシンプルデザイン
  • RAV4:アウトドア志向のタフな外観
  • 60ハリアー:高級志向でラグジュアリーな印象

ハリアーのデザインは都会的ですが、SUVらしい力強さを求める層には物足りなく映ることもあります。

「高級感より威圧感」という意見の背景

デザイン評価の分かれ目は「見た目の圧力」です。 トヨタはラグジュアリー感を狙いましたが、一部の人には“威圧的”に見える点がマイナスに働いています。 特に黒系カラーではグリルとボディの境界が分かりにくく、より強い印象を与えます。

対して、パールホワイトやシルバーでは反射が柔らかくなり、「上品で落ち着いて見える」という意見も。 ボディカラーによる印象の差が大きいのも、60ハリアーの特徴です。

実際に見ると印象が変わるポイント

写真やカタログだけで「ダサい」と判断するのは早計です。 実際に展示車や街中で見ると、60ハリアーの造形は細部まで計算されており、光の当たり方で印象が大きく変わります。 曲面の立体感とメッキの質感がリアルで映えるため、見る角度によって「高級SUVらしい風格」を感じる人も多いです。

ユーザーの中には「夜の街灯の下では圧倒的に美しい」と評価する声もあり、実車を見て初めて真価が分かるデザインと言えるでしょう。

【60ハリアーがダサいと言われる理由②】リアデザインのアンバランスさ

リアランプのデザインが古く見える理由

60ハリアーのリアランプは、横長で中央に伸びるデザインが特徴です。 しかし、一部ユーザーからは「古臭い」「高級感に欠ける」という声も多く聞かれます。 この印象の原因は、ライトの形状と内部構造にあります。 LEDが細かく配置されておらず、夜間点灯時の輝度が低いため、現代的なシャープさを感じにくいのです。

また、2020年代以降に主流となった「一文字テールライト」と比較すると、デザインがやや保守的です。 デザイントレンドの変化が早いSUV市場では、この点が「時代遅れ」と感じられる一因になっています。

比較項目 60ハリアー 80ハリアー
リアランプ形状 分割型・横長デザイン 一文字型・フルLED
印象 やや古い・落ち着いた雰囲気 未来的・スポーティ
ユーザー評価 「上品だけど地味」 「若々しくてかっこいい」

ボディラインとテール形状の相性問題

60ハリアーのリアデザインでは、ボディ上部の流線形と下部の直線的なラインがうまく噛み合っていません。 このため、後方から見ると「腰高」「重たい印象」を受けることがあります。 特にリアバンパーの厚みが強調されるため、SUVらしい迫力はあるものの、全体のバランスが崩れて見えるのです。

一方で、実車を間近で見ると曲面の仕上げが美しく、ボディカラーによっては立体感が際立ちます。 ユーザーからは「黒だと引き締まって見える」「白だと膨張して見える」など、カラーによる印象差も多く指摘されています。

50系からのデザイン変化と賛否

先代50系ハリアーは、丸みを帯びた柔らかいデザインが特徴でした。 それに対し60系は、より直線的でスポーティさを意識したスタイルに刷新されました。 この変化により「スタイリッシュになった」と好評の一方、「ハリアーらしさが消えた」と残念がる声もあります。

また、50系ユーザーからは「後ろ姿の優雅さが失われた」との意見もあり、 ブランドイメージの継承という点で賛否が分かれる要素になっています。

黒・白・パールなどカラーによる印象の違い

リアデザインはボディカラーによって大きく印象が変わります。 黒やグレーではリアランプとの一体感が出やすく、高級感を演出します。 一方、パールホワイトやシルバーではメッキ部分が目立ち、やや古い印象を与えることもあります。

  • ブラック系:引き締まって見えるが威圧感あり
  • ホワイト系:上品だが立体感が薄れる
  • パール系:高級感はあるがリフレクターが目立つ

実際の展示車を見ると、カラーによる印象の違いが明確で、購入前に実車確認することが重要です。

後期モデルでのデザイン改善点

2017年に登場した後期モデルでは、リアランプの内部構造やバンパーデザインが一部改良されました。 ライトの光り方が直線的になり、よりシャープな印象を与えるようになっています。 また、バンパー下部のメッキラインを細くしたことで、全体の軽快感もアップしました。

オーナーのレビューでは「後期型の方が洗練されている」「夜の見た目が格段に良くなった」と高評価です。 デザインの細部改善が印象を大きく左右する好例といえるでしょう。

【60ハリアーがダサいと言われる理由③】内装デザインと質感への不満

メーター周り・ナビ配置の古さ

60ハリアーのインテリアは発売当時「高級SUVらしい落ち着き」が評価されましたが、現在ではメーターやナビの配置が古いと感じるユーザーが増えています。 特に、メーターはアナログ中心で、デジタル化が進んだ現行SUVと比較すると時代遅れの印象を与えます。 ナビ画面も7インチサイズでやや小さく、埋め込み式デザインが「一昔前の車感」を強調しています。

一方で、「使いやすい」「視線移動が少ない」と評価する声もあり、操作性重視の設計が好まれる層には一定の支持があります。

項目 60ハリアー 80ハリアー
メーター アナログ+小型液晶 フルデジタル12.3インチ
ナビ画面サイズ 7インチ 12.3インチワイド
ユーザー評価 「古いが見やすい」 「近未来的でスタイリッシュ」

スイッチ類の多さがもたらす「昭和感」

インテリア中央のコンソール部分には、数多くのボタンが並んでいます。 これが「操作しやすい」と感じる人もいますが、多くのユーザーは「ゴチャゴチャしている」と否定的です。 近年のSUVではタッチパネル化が主流であり、60ハリアーの物理スイッチ中心の設計は古い印象を与えます。

特に若い世代からは「家電のよう」「スマートさがない」との声も多く、デザイン性より実用性を優先した設計が「ダサい」と言われる理由の一つです。 ただし、手袋をしたまま操作できる点は、冬季のドライバーにとって実用的と好評です。

シートや素材のチープさを感じる人の声

一部グレードでは、ファブリックシートが採用されており、「高級SUVなのに安っぽい」という意見が多く見られます。 上位グレードの本革仕様でも、表面の質感が硬く、しなやかさに欠けるという指摘があります。 また、ダッシュボード周辺の素材もソフトパッドながら艶が少なく、他社高級SUVと比べると質感で劣る印象です。

  • 「触ったときの感触がチープ」
  • 「黒一色で地味すぎる」
  • 「インテリアの光沢感が足りない」

ただし、耐久性は高く、5年以上乗っても劣化が少ない点は評価されています。 質感よりも実用性重視の設計といえます。

内装デザインと外装デザインの統一感の欠如

外観がスポーティかつモダンな印象に仕上がっているのに対し、内装はクラシカルで落ち着いた雰囲気を持ちます。 このギャップが、デザイン全体の統一感の欠如として指摘されています。 「外観は若々しいのに内装は年配向け」「走りとデザインの方向性が違う」といったレビューも少なくありません。

トヨタは快適性を重視してこの構成にしたと説明していますが、ユーザーからは「せっかくのデザインがもったいない」という意見もあります。 視覚的な一貫性を重視する人ほど、この不一致に違和感を覚える傾向があります。

後期モデル・特別仕様車での改善ポイント

2017年以降の後期モデルや特別仕様車「Style BLUEISH」「Premium Advanced Package」では、内装の質感が大幅に改善されました。 シート素材が刷新され、パイピングやステッチの色分けが加えられたことで、見た目にも高級感が増しています。 さらに、照明色の調整やピアノブラック加飾が施され、現代的な印象へとアップデートされました。

モデル 改良内容 ユーザー評価
後期型(2017〜) シート素材・ステッチデザイン改善 「質感が上がった」「満足度が高い」
特別仕様車 Style BLUEISH 専用内装色・ピアノブラックパネル採用 「高級感がある」「上品な印象」

これにより、内装デザインへの不満は大幅に減少し、「後期型ならむしろかっこいい」との声も増えています。 デザインの成熟が感じられる改良と言えるでしょう。

【60ハリアーがダサいと言われる理由④】カスタム次第で印象が変わる

エアロパーツの選び方で「痛車化」するリスク

60ハリアーはカスタムベースとして人気が高く、エアロパーツの選び方次第で印象が大きく変わる車です。 しかし、派手すぎるエアロを装着すると「威圧的」「やりすぎ」と感じられることもあります。 特にフロントスポイラーやサイドスカートを過剰に装着すると、高級SUVらしさが損なわれる場合があります。 逆に、純正エアロや控えめな社外パーツを選ぶことで、上品さを保ちながらスポーティさを演出できます。

エアロタイプ 特徴 印象
純正エアロ ボディラインと調和、落ち着いたデザイン 上品・高級感
社外エアロ(スポーティ系) 開口部が大きくアグレッシブ 派手・好みが分かれる
フルエアロ仕様 存在感抜群だが重量増 走り屋風で「痛車」印象も

純正エアロと社外エアロの違い

純正エアロは車体デザインに合わせて設計されており、耐久性・フィッティング精度に優れています。 一方、社外エアロは種類が豊富でデザイン性が高い反面、品質や取付精度に差が出やすいです。 特に安価な製品では塗装の質や取り付け位置がずれることがあり、見た目がチープになるリスクもあります。

ユーザーの声でも「純正の方が落ち着いて見える」「社外は当たり外れが大きい」との意見が目立ちます。 価格よりもデザインバランスを優先することが、満足度の高いカスタムのポイントです。

ホイールや車高調による印象の変化

ホイール交換や車高調整も、60ハリアーの印象を大きく左右する要素です。 20インチ以上の大径ホイールを装着すると迫力が出ますが、乗り心地が悪化することもあります。 また、ローダウンしすぎると「街乗りでは不便」「段差で擦る」との声もあり、見た目と実用性のバランスが重要です。

  • 18インチ:純正サイズで快適性重視
  • 20インチ:迫力とスタイルを両立
  • 22インチ以上:存在感は抜群だが乗り心地が硬め

純正+1〜2インチアップ程度が最も自然で、街中でも扱いやすいカスタムスタイルといえます。

SNSで話題の「イタいカスタム」事例

InstagramやX(旧Twitter)では、60ハリアーのカスタム車が多く投稿されています。 その中には、過度なエアロ・極端なローダウンなどで「イタい」と言われるケースもあります。 特に全身メッキ加工やネオンライトを装着した車両は、高級感よりもギラギラ感が強くなりやすいです。

一方、シンプルなカスタムを好むユーザーからは「控えめな方がハリアーらしい」「大人っぽく仕上げたい」との声も多く、 トレンドとしては“上品な個性”を重視する傾向が見られます。

上品に仕上げるためのカスタムのコツ

60ハリアーをおしゃれに見せるには、全体の統一感を意識することが大切です。 ボディカラーとパーツカラーのバランスを取り、「引き算のカスタム」を心がけることで高級感が際立ちます。 また、LEDやホイールもシルバーやガンメタなど控えめな色味を選ぶと上品に仕上がります。

おすすめのポイントは以下の通りです。

  • 純正ライクなデザインで統一する
  • 車高は下げすぎない(純正比−20〜30mm)
  • ボディカラーとパーツのコントラストを抑える

こうした工夫を取り入れることで、「ダサい」ではなく「洗練された」ハリアーへと印象を変えることができます。

【60ハリアーがダサいと言われる理由⑤】デザインよりも年式による古さ

モデル登場からの経過年数と印象の変化

60ハリアーは2013年に登場し、2020年に80系へとモデルチェンジしました。 つまり、発売から約10年以上が経過しており、最新SUVと比べると設計やデザインの古さが目立ちます。 特に内装デザインやライト形状などは、当時の高級感を意識したものでしたが、今見るとクラシカルすぎる印象を持つ人も少なくありません。

また、車のデザイントレンドは3〜5年周期で変化します。 そのため、2025年現在では「古臭い」と感じるのは自然な流れと言えるでしょう。

モデル 販売期間 主な特徴
初代(10系) 1997〜2003年 高級SUVブームの火付け役
2代目(30系) 2003〜2013年 高級感と居住性の両立
3代目(60系) 2013〜2020年 都会的デザインと上質な走り
4代目(80系) 2020年〜 近未来的なデザインと最新装備

新型(80系)登場による比較対象化

80系ハリアーの登場により、60系は一気に「旧型」という印象が強まりました。 80系では一文字テールライトや「流れるウインカー」など、先進的なデザインが採用されています。 これにより、60系の分割型ライトやメッキ中心のデザインが、古典的に見えてしまうのです。

ユーザーの声でも、「新型を見た後に60を見ると時代を感じる」「内装が一気に旧世代化した」といった意見が多数寄せられています。 とはいえ、60系のデザインを「落ち着いていて好み」とする層も根強く存在します。

最新SUVトレンドとの乖離

近年のSUVデザインは、シャープでミニマルなラインを重視する傾向があります。 一方、60ハリアーは丸みを帯びた造形とメッキ装飾が特徴で、現代のトレンドとはやや異なります。 その結果、「古い」「バランスが悪い」といった意見につながっています。

  • 最新SUVはグリルレスまたは小型グリル化が進行
  • LEDデザインが細く水平に進化
  • 内装はシンプルでフラットな構造が主流

このような時代の変化により、60ハリアーのデザインはやや浮いた印象を与えてしまうのです。

デザインが「時代遅れ」と言われる背景

「ダサい」という評価の多くは、実際にはデザインそのものではなく、時代の流れによる古さが原因です。 車の価値観が「機能性」から「先進性」へとシフトしたことで、60ハリアーのような重厚感重視のデザインが古く見えるようになりました。

また、スマートキー・デジタルメーター・最新安全装備といった要素の欠如も、「旧型っぽい」という印象を強めています。 デザインと装備の両面で、世代差が明確に出ているのです。

今でも評価される60ハリアーのデザイン要素

とはいえ、60ハリアーのデザインが完全に「ダサい」というわけではありません。 むしろ、上質で落ち着いたデザインを評価するユーザーは多く存在します。 特に中期・後期モデルではLEDライトやホイールデザインが改良され、年式の古さを感じさせない工夫がされています。

  • 曲線を活かした優雅なボディライン
  • 静粛性の高いインテリア設計
  • 流行に左右されない高級感

「派手さより品格」を求める層からは今でも人気があり、60系のデザインを「完成された形」と評する声もあります。 年式の古さ=ダサさとは限らず、むしろ味わいのあるスタイルとして再評価されているのです。

【60ハリアー】に関するよくある質問(FAQ)

60ハリアーは本当にダサいの?世間の本音は?

結論から言えば、60ハリアーが「ダサい」と言われるのは一部の意見にすぎません。 SNS上では「威圧感がある」「グリルが好みでない」といった声もありますが、「上品で落ち着いている」という肯定的な意見も多く見られます。 特に後期モデルではLEDライトやメッキパーツの質感が向上し、「むしろ今見てもかっこいい」と評価されています。

  • 否定派:「フロントが大きすぎる」「内装が古い」
  • 肯定派:「高級感がある」「他車と被らないデザイン」

実際の印象は人それぞれで、実車を見たときに「思っていたより良い」と感じる人も多いです。

60ハリアーと80ハリアー、どっちが人気?

販売台数では80ハリアーが上回っていますが、中古市場では60ハリアーの人気も根強いです。 価格が手頃で、高級感を維持している点が評価されています。 一方で、最新の装備や安全性能を重視する層は80系を選ぶ傾向があります。

ユーザーの傾向としては以下のように分かれます。

  • 60ハリアー派:「デザインが好み」「価格と品質のバランスが良い」
  • 80ハリアー派:「先進装備が魅力」「よりスタイリッシュ」

クラシカルな雰囲気を好む人には60ハリアーが今でも十分魅力的です。

60ハリアーをおしゃれに見せるカスタム方法は?

60ハリアーを上品に仕上げるポイントは「統一感」と「控えめな演出」です。 派手なエアロや極端なローダウンは避け、純正風のカスタムを意識するのがコツです。 特に人気のカスタムポイントは以下の通りです。

  • 19〜20インチのアルミホイール装着
  • スモークフィルムで後方を引き締める
  • LEDポジションランプをホワイト系に変更
  • シンプルなフロントリップ追加

高級SUVらしさを保つことで、「ダサい」どころか「洗練された印象」を与えられます。

中古で60ハリアーを買うのはアリ?

中古市場では、状態の良い60ハリアーが多く流通しています。 価格帯は100〜250万円ほどで、コスパの良い高級SUVとして人気です。 走行距離5万km以下の個体でも比較的多く見つかり、メンテナンス性も高いのが魅力です。

ただし、初期型(2013〜2015年)の一部モデルは電装系の不具合報告もあるため、購入時は保証付き車両を選ぶのが安心です。 内外装の経年劣化も少なく、「価格以上の満足感がある」との声が目立ちます。

女性ウケ・家族ウケは良い?悪い?

女性からの印象は「落ち着いていて頼もしい」「中が広くて快適」と好意的なものが多いです。 特に後席の広さや静粛性は評価が高く、ファミリー層にも人気があります。 ただし、車体サイズが大きく運転に慣れが必要な点には注意が必要です。

男性からは「デートにも使える」「高級感がある」との声があり、総合的には好印象なモデルです。

デザイン以外で60ハリアーが選ばれる理由は?

デザイン以外にも、60ハリアーが支持される理由は多くあります。 特に以下の3点がユーザーから高く評価されています。

  • 静粛性:高速走行時でもエンジン音が抑えられている
  • 乗り心地:サスペンションが柔らかく長距離でも疲れにくい
  • ブランド力:「ハリアー」という名前そのものが信頼の証

「最新でなくても満足できる」という声が多く、中古SUV市場で不動の人気を維持しています。

まとめ:【60ハリアー】の「ダサい」は好みの問題。デザインの本質を見極めよう

60ハリアーが「ダサい」と言われる理由は、実はデザインの欠点ではなく、見る人の価値観や時代の流れによるものです。 フロントグリルの迫力、リアデザインの独自性、内装の落ち着いた雰囲気など、それぞれに賛否があるのは当然のことです。 高級感を求める人には上品に映り、スポーティさを求める人には物足りなく感じる──そのギャップこそが、60ハリアーの個性でもあります。

また、発売から10年以上が経過した今でも中古市場で高い人気を維持しているのは、デザインが単なる流行に左右されなかった証拠です。 派手さよりも品を重視する人々にとって、60ハリアーは「時代を超えて愛されるSUV」として位置づけられています。

  • 「ダサい」と言われるのは一部の主観に過ぎない
  • 年式の古さが原因でそう見えるケースも多い
  • 後期モデルではデザインが洗練され再評価されている
  • カスタム次第で印象を大きく変えられる
  • 上質さと落ち着きを重視する人には今も魅力的な一台

結局のところ、60ハリアーの評価は「ダサい」かどうかではなく、あなたのライフスタイルに合うかどうかがすべてです。 静かで上品なSUVを求めるなら、60ハリアーは今でも十分価値ある選択と言えるでしょう。