【徹底比較】アルファードとレクサスLMの違い7選|価格・内装・乗り心地
アルファードとレクサスLM、どっちが自分に合う?違いを知れば選びやすくなる!
アルファードとレクサスLMは、いずれも高級ミニバンの代表格として知られています。見た目や価格が大きく異なるため、選ぶ際に迷う方も多いのではないでしょうか。
実際、「見た目は似てるけど何が違うの?」「乗り心地に差はあるの?」という疑問は多くの方が感じるポイントです。この記事ではそのモヤモヤを解消し、納得して選べる情報を提供します。
通勤や送迎、ビジネスシーンでの利用など、目的に合わせた選び方も紹介しています。ご自身やご家族にとって最適な選択ができるよう、分かりやすく解説しています。
この記事で分かること
- アルファードとレクサスLMの基本スペック・サイズ感の違い
- 価格帯や装備内容の差から見えるそれぞれの特徴
- 内装の高級感や快適性にどれほどの差があるか
- 乗り心地・静粛性・走行性能の実体験比較
- 購入後のリセールバリューや維持費の目安
アルファードとレクサスLMはどんな車?基本情報を比較
トヨタ「アルファード」とレクサス「LM」のコンセプトの違い
アルファードは「大空間高級サルーン」として、ファミリー層や送迎用途を意識した高級ミニバンです。一方、レクサスLMは「移動する執務室・VIPラウンジ」を掲げ、完全にショーファードリブンを前提としたラグジュアリーカーです。両者は見た目が似ていても、開発思想や用途はまったく異なります。
ボディサイズ・寸法・外観デザインの比較
ボディサイズは、アルファードが全長4995mm・全幅1850mmに対し、レクサスLMは全長5125mm・全幅1890mmと一回り大きく、特に後席空間の拡張が際立ちます。デザイン面では、アルファードが押し出し感の強いフロントフェイスであるのに対し、LMはスピンドルグリルを強調した重厚かつエレガントな外観です。
グレード構成とパワートレインの違い
アルファードは「Z」「Zプレミア」「エグゼクティブラウンジ」など幅広い選択肢があります。エンジンも2.5Lハイブリッドと2.4Lターボの2種類を用意しています。一方、レクサスLMは「LM500h エグゼクティブ」の1グレード展開で、高出力な2.4Lターボハイブリッドを搭載しています。LMは仕様が一択のため、装備選びで迷うことはありません。
ターゲット層と市場ポジションの違い
アルファードは実用性と高級感を兼ね備えた車として、家族層や自営業者、法人送迎など幅広い層に支持されています。一方、レクサスLMは「オーナーが後席でくつろぐこと」を前提にしたモデルで、VIPや経営者層をターゲットにしています。価格帯にも大きな開きがあり、
LMは約2000万円前後とアルファードの2倍以上の価格です。
価格の違いは?アルファードとレクサスLMの価格帯比較
アルファード各グレードの価格帯
アルファードは複数のグレードが展開されており、新車価格は540万円台〜870万円台です。Zグレードが最も普及価格帯で、エグゼクティブラウンジは最上位仕様として装備が充実しています。
グレード | エンジン | 価格(税込) |
---|---|---|
Z | 2.5L HEV | 約5,400,000円 |
Z Premier | 2.4L ターボHEV | 約7,000,000円 |
Executive Lounge | 2.4L ターボHEV | 約8,700,000円 |
レクサスLMの価格設定とプレミアム性
レクサスLMは1グレードのみで約2,200万円という設定です。価格はアルファードの2.5〜4倍に相当し、装備・内装・遮音性などあらゆる面で差別化されています。価格の高さ=特別な空間への投資という位置づけです。
装備内容と価格のバランス
アルファードのZグレードでも十分な装備を持っていますが、LMはマッサージ機能付きリアシート、大型ディスプレイ、専用冷蔵庫などを標準装備しています。
アルファードではオプション扱いの快適装備が、レクサスLMではすべて込み
であることが価格差の要因です。税金・保険料などの維持費にも注目
車両本体価格が高くなるほど、自動車税・重量税・任意保険料などのコストも比例して増加します。アルファードは年間維持費が約15〜20万円程度、レクサスLMでは30万円以上になるケースも珍しくありません。
内装・インテリアの質感はどう違う?
シート素材・デザイン・レイアウトの違い
アルファードは本革シートが選べる上級グレードでも、素材の質感は実用性重視です。対してレクサスLMはセミアニリン本革を使用し、触り心地・香り・見た目すべてでワンランク上の高級感があります。レイアウトも異なり、LMでは2列4人乗りレイアウトが選べ、後席のパーソナルスペースを最優先しています。
後席の快適性:エグゼクティブシート対決
アルファードのエグゼクティブラウンジでは、オットマン付き電動シートやヒーター・ベンチレーションを完備していますが、LMはさらに一歩進んで、マッサージ機能や独立設計のVIPシートが標準です。実際に試乗したユーザーからは「航空機のビジネスクラス並」との声もあります。
天井・照明・パネル素材の高級感比較
天井材にはアルファードでもスエード調素材が採用されていますが、LMではリアルウッドやアルカンターラ仕上げの天井が標準装備です。照明もLMは調光可能なスターライトパネルを採用しており、
夜間走行時には格別の雰囲気を演出
します。細部まで高級ホテルのような質感にこだわっています。操作性やUIデザインの違い
アルファードではセンターコンソールにタッチディスプレイやエアコンパネルが集約されています。LMでは後席専用のタブレットコントローラーが用意されており、すべての機能を座ったまま直感的に操作可能です。UIのレスポンスもレクサスLMの方が滑らかという評価が多く見られます。
モニター・エンタメ機能の装備差
アルファードは12.1インチ後席モニターがオプション設定ですが、レクサスLMは48インチの大型ディスプレイを標準装備。テレビ・HDMI入力・分割画面などに対応し、もはや“移動するシアタールーム”といえる装備です。オーディオもLMはマークレビンソン製の23スピーカーで構成され、臨場感においては圧倒的です。
乗り心地・静粛性・走行性能を比較
サスペンションと振動吸収性の違い
アルファードはフロントにマクファーソンストラット、リアにダブルウィッシュボーンを採用し、乗り心地と走行安定性を両立しています。レクサスLMは専用設計のAVS(アダプティブバリアブルサスペンション)と電子制御ダンパーを搭載し、極めて滑らかな乗り味を実現しています。段差や継ぎ目の衝撃吸収性には明確な差があります。
静粛性のレベルと遮音対策
アルファードはエンジンルームやドア周りに防音材を使用していますが、レクサスLMはそれに加えてアクティブノイズコントロールや二重ガラス、遮音ホイールを標準装備しています。
静止時だけでなく、高速巡航時の騒音レベルも大幅に抑えられています
。乗り心地の印象:高級セダン並か?
アルファードも国産ミニバンの中では非常に快適ですが、レクサスLMはレクサスLSやセンチュリーと比較されるほどの快適性を持っています。後席に乗ったユーザーからは「まるで自宅のリクライニングチェアのよう」との声もあり、特に2名乗車時のリラックス性能は圧倒的です。
高速走行や街乗りでの性能差
アルファードは2.5Lハイブリッドが主力で、日常使いには十分な出力ですが、高速加速ではやや物足りなさを感じることも。一方、レクサスLMの2.4Lターボハイブリッドはトルク重視で、合流や追い越しでも力強く、静かに伸びる走行感を実現しています。街乗りでもストレスが少ない点が評価されています。
安全性能・先進装備の差は?
トヨタセーフティセンスとLexus Safety System+の違い
アルファードにはトヨタのトヨタセーフティセンス、レクサスLMにはLexus Safety System+が搭載されています。どちらも歩行者検知付き自動ブレーキや車線逸脱防止支援機能を備えていますが、Lexus版は検知範囲や制御アルゴリズムが高度です。交差点での右折時対向車検知など、より緻密なサポートが可能です。
レーダークルーズ・レーンキープ機能の違い
両車とも全車速対応のレーダークルーズコントロールを搭載していますが、レクサスLMではレーントレーシングアシストの制御がよりスムーズで、高速道路での長距離走行でも安心感が高いと評価されています。加減速時のギクシャク感も抑えられています。
駐車支援・自動ブレーキなどの装備比較
アルファードにはパーキングサポートブレーキやパノラミックビューモニターが標準搭載されています。一方レクサスLMはリモートパーキング機能を搭載しており、スマートフォンで遠隔操作して駐車することも可能です。狭い場所でも乗降性が高くなります。
ドライバー支援技術の進化と差異
アルファードでは予防安全技術が充実しているものの、レクサスLMではさらに高度運転支援「Lexus Teammate」が採用されています。ナビ連動型の自動車線変更支援や先読み型ACCなど、ドライバーの疲労軽減に貢献する設計がなされています。
中古市場・リセールバリューの傾向
アルファードの中古車価格の安定性
アルファードは国産高級ミニバンとしての人気が非常に高く、中古市場でも安定した需要があります。とくにエグゼクティブラウンジやZプレミアは高年式・低走行であれば新車価格に近い水準で取引されることも珍しくありません。
レクサスLMはリセールでも圧倒的?
レクサスLMは販売台数が限られており、希少価値が非常に高いモデルです。そのため、流通数が少ない中古車は新車価格を超えるプレミア価格で出回る例もあります。
特に中国や中東向けの輸出市場では需要が極めて高く、高値安定しやすい状況です
。法人需要・海外輸出の影響
アルファードはVIP送迎やホテルの送迎車両としても活用されており、法人需要の影響で中古車価格が下支えされています。海外輸出では右ハンドル圏を中心に人気があり、タイ・マレーシア・ケニアなどが主要輸出先です。LMは富裕層を対象にした国際的な需要が支えとなっています。
売却時の査定ポイントと差が出る理由
アルファードの場合、走行距離5万km以内・禁煙車・メンテナンス記録簿付きなどが査定で評価されやすく、特にパールホワイトの人気が高いです。レクサスLMではボディや内装の傷の有無が大きな価格差につながる傾向があり、コンディションが良い個体ほど査定が跳ね上がります。
よくある質問(FAQ)
アルファードとレクサスLMは同じ車がベース?
はい、基本的にはどちらもトヨタのTNGAプラットフォーム(GA-K)をベースに開発されています。ただし、設計思想や仕上げには大きな違いがあります。特にレクサスLMはリアセクションを中心に大幅な補強や吸音材の追加がされており、走行時の快適性が異なります。
レクサスLMはなぜ価格がここまで高い?
装備面だけでなく、生産台数や市場ポジションの希少性が価格に影響しています。さらに48インチディスプレイやマッサージ付きリアシート、アクティブノイズキャンセリングなど専用設計の装備が多数盛り込まれており、単なるアルファードの上位版とは一線を画します。
アルファードの最上級グレードとLM、どっちがおすすめ?
価格重視で高級感を求めるならアルファードのエグゼクティブラウンジ、移動そのものを特別な体験としたいならレクサスLMがおすすめです。用途や予算に応じた選び分けが重要で、後席重視か運転手重視かでも変わってきます。
法人・VIP用途にはどちらが向いている?
法人利用やVIP送迎ではレクサスLMの方が適しているとされています。静粛性・快適性・ブランドイメージのすべてが高い水準でバランスしており、国内外のハイヤー需要にも応えられる仕様です。
運転する人にとっての違いは?
アルファードは運転もしやすく、日常使いにも向いたバランス型です。対してレクサスLMは2.4Lターボハイブリッド+E-Fourの高出力仕様により、高速走行や坂道でも余裕のある走りを提供します。ハンドリングの重厚感も違いの一つです。
車検・メンテナンスの違いはある?
車検自体は構造が似ているため大きな差はありませんが、
LMは専用部品が多いため整備コストや部品納期が高くつく可能性があります。
まとめ:アルファードとレクサスLMの違いを正しく知って賢く選ぼう
アルファードとレクサスLMは、外観が似ていても開発コンセプト・装備・価格帯すべてが異なる車です。
以下のポイントをおさえることで、後悔のない選択ができます。
- アルファードは多用途でコスパ重視、LMはVIP向けのラグジュアリー特化
- 価格差は2〜3倍以上だが、装備・仕立て・静粛性にも明確な差がある
- 後席の快適性と装備はLMが圧倒的に優れるが、アルファードでも十分に高水準
- リセールバリューは両車とも高いが、LMは希少価値により更に安定
- 法人・送迎・家族用途など、使い方次第で最適な1台は異なる
予算だけで判断せず、使用シーン・乗車人数・優先したい機能を基準に比較することが重要です。
この記事を参考に、それぞれの特徴を理解し、あなたにぴったりの1台を選んでください。
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