【プロが比較】カローラとカローラツーリングの違い7選!どっちを買うべき?
カローラとカローラツーリングの違いを徹底解説!購入前に知っておきたい基本情報
カローラとカローラツーリング、どちらを選ぶべきか迷っていませんか?
結論から言えば、用途やライフスタイルによって最適な選択は異なります。そのためには、両モデルの特徴や違いを正しく理解することが欠かせません。
街乗りに強いスタンダードなカローラと、アウトドアや荷物の多いシーンに活躍するカローラツーリング。見た目だけでなく、機能や装備、安全性、維持費にも明確な差があります。
「家族で使うなら?」「荷物はどれだけ積める?」「燃費は?」「本当に価格差に見合う?」こうした疑問に、実際の数値やユーザーの声を交えながらわかりやすくお答えします。
選び方を間違えると、あとで「こんなはずじゃなかった」と後悔することも。だからこそ、最初に正しい情報を知っておくことが大切です。
この記事で分かること
- カローラとカローラツーリングのスペックや内装の違い
- 利用シーン別のおすすめモデル
- 価格と維持費の比較から見るコストパフォーマンス
- 実際のユーザー評価と購入前のチェックポイント
- よくある質問に対する明快な答え
カローラとカローラツーリングの基本スペックの違い
ボディサイズ・全長・全幅の比較
カローラとカローラツーリングでは、ボディサイズに明確な違いがあります。全長はツーリングのほうが約20〜25mm長く、荷室スペースの拡張に貢献しています。全幅はどちらも1,745mmと同じですが、全高ではツーリングがやや高く、室内の開放感があります。
街中での取り回しを重視するならカローラが有利ですが、アウトドアやファミリーユースにはツーリングが適しています。
車両重量と燃費性能の違い
燃費性能は、カローラ(セダン)が優れています。WLTCモードでの燃費は、ガソリン車で約19.4km/L、ハイブリッド車で約27.2km/L。一方ツーリングは約18.4km/Lと26.4km/Lです。
積載力のあるツーリングは車両重量が50kgほど重いため、燃費では若干不利です。
エンジン性能と走行フィーリングの比較
両車ともに1.5Lの直列3気筒エンジンと、ハイブリッド(1.8L+モーター)を搭載しています。日常使いでは差は少ないものの、ツーリングは低速域の加速感に安定性があるという声もあります。
一方、カローラはハンドリング性能が軽快で、都市部での走行に向いています。
駆動方式(2WD・4WD)の選択肢
どちらもFF(前輪駆動)とE-Four(電気式4WD)を選べます。ただし、カローラセダンはE-Fourの選択肢が限られているため、雪道や山間部の走行が多い場合はツーリングが有利です。
ユーザーのレビューでは、4WDを選んだ人の9割以上がツーリングを購入しています。
モデルごとのグレード構成の違い
カローラは「X」「G」「Z」といったシンプルなグレード構成で、価格帯も抑えめです。一方でツーリングは「W×B」などスポーティな上級グレードが充実しており、オプション選択の幅も広いです。
価格差は平均して約20〜30万円あり、装備と利便性のバランスで選ぶことが重要です。
内装・快適装備の違いを比較
室内空間とラゲッジ容量の違い
カローラは後部座席の足元空間がややタイトですが、日常使用には十分な広さです。一方、カローラツーリングは全長の長さを活かし、ラゲッジ容量が最大約596Lと非常に広く、大きな荷物やアウトドア用品も積載しやすいのが特徴です。
特に子育て世代やキャンプ用途には、ツーリングの荷室の広さが高評価です。
シートの質感・デザインの比較
両車ともファブリックと合成皮革のシートが選べますが、ツーリングはW×Bグレードでスポーティな配色やステッチが採用されています。
座り心地についても、長距離ドライブでは「疲れにくい」とのレビューがツーリングに多く見られます。対して、カローラはシンプルで落ち着いた内装を重視しており、通勤向けとして評価されています。
メーター類・インパネ周りの印象
カローラは7インチのTFTマルチインフォメーションディスプレイを搭載。必要な情報が見やすく表示される点が魅力です。
一方、ツーリングはオプションで12.3インチのフル液晶メーターを選択可能。より高級感のある印象を受けます。インパネ全体のデザインも直線的でシャープな印象を与え、モダンさを重視するユーザーに人気です。
標準装備とオプション装備の違い
どちらのモデルもエアコン、スマートキー、先進安全装備「Toyota Safety Sense」などを標準搭載していますが、グレードにより差が出ます。
特にカローラツーリングでは、バックドアの電動開閉機能やリヤクロストラフィックアラートなど、利便性を高める装備が選べる点が優れています。
静粛性や乗り心地の体感差
カローラは、ボディ剛性が高く遮音材も適切に配置されており、走行中の静粛性が高く評価されています。舗装路ではエンジン音も抑えられ、ストレスの少ない運転が可能です。
一方でツーリングは荷室が広いため、後部からのロードノイズがやや感じられるという声もあります。乗り心地はどちらも快適ですが、
タイヤサイズやグレードによって硬さに差があるため、試乗して確かめることをおすすめします。
外観デザインとスタイルの違い
フロントフェイスのデザイン比較
カローラは直線的で落ち着いたフロントマスクが特徴です。ビジネスシーンにも馴染みやすく、万人受けする端正な印象があります。
一方、カローラツーリングはシャープなLEDヘッドライトとダイナミックなグリル形状により、よりスポーティで先進的なデザインとなっています。
リアビューの印象と特徴
リアデザインは、カローラがコンパクトかつ控えめなのに対し、カローラツーリングはワゴン特有の伸びやかなラインが特徴です。
リヤコンビネーションランプの造形も異なり、ツーリングはより横幅の広がりを感じさせるデザインになっています。
ボディカラーの選択肢
どちらのモデルも10色以上のボディカラーが選べますが、グレードによって選択可能な色が異なります。人気色は「プラチナホワイトパール」「アティチュードブラックマイカ」です。
ツーリングにはツートーンカラーの選択肢もあり、より個性的な外観を演出できます。
アクセサリー・エアロパーツの違い
メーカーオプションとして、両モデルにエアロパーツやドアバイザーなどを装着可能ですが、ツーリングはTRD・モデリスタパーツがより充実しています。
スタイル性だけでなく空力性能も意識した設計で、特に都市部や高速道路を多く走るユーザーから高評価を得ています。
カスタム性とドレスアップのしやすさ
カローラシリーズはパーツの流通が豊富なため、アフターパーツによるカスタムがしやすいのも魅力です。ツーリングはワゴンタイプであるため、ルーフキャリアや外装アクセサリーの自由度が高くなっています。
ただし、純正以外のパーツ装着には車検対応の確認が必要です。購入時にディーラーと相談することをおすすめします。
価格とコストパフォーマンスの違い
新車価格帯の比較
カローラの新車価格は約200万円〜290万円、カローラツーリングは約210万円〜300万円です。全体的にツーリングの方が約10万円ほど高く設定されています。
価格差は装備や車体サイズの違いによるもので、グレードによっては装備が同等でもツーリングの方が高額になります。
中古車市場での価格傾向
中古相場では、カローラが年式問わず安価で安定傾向にあります。2019年式であれば120万円〜が目安です。
ツーリングはアウトドア需要の影響で、同年式・同走行距離でも10万円以上高いケースが多く見られます。
維持費(税金・保険・燃費)の差
自動車税や重量税はどちらも1.5L・1.8Lクラスで大差ありません。ただし、燃費性能ではセダンタイプのカローラが若干優位です。
年間1万km走行した場合、ガソリン代だけで1万円前後の差が出ることがあります。保険料もボディタイプにより異なるため、購入前に見積もりを確認するのがおすすめです。
リセールバリュー(買取価格)の違い
リセール面では、ツーリングの方が高く評価されやすい傾向にあります。特に「W×B」など人気グレードは3年後でも60〜70%前後の残価が期待できます。
カローラはグレードによる差が大きく、ベースグレードは売却時の価格が低めに出やすい点に注意が必要です。
コストパフォーマンスの総合評価
価格だけを見ればカローラに軍配が上がりますが、多目的に使えるツーリングは長期的に見て高コスパです。
荷室容量・リセール・カスタム性を含めたトータルバランスで考えると、価格差以上の価値があると感じるユーザーも多いです。
利用シーン別のおすすめモデル比較
ファミリーカーとしての使いやすさ
家族での使用には、荷室が広くて後席の快適性が高いカローラツーリングが優れています。チャイルドシートの装着スペースやベビーカーの収納など、日常的に必要な動作がスムーズに行えるのがポイントです。
小さな子どもがいる家庭では、リアドアの開口部が大きいツーリングの利便性が高く評価されています。
通勤・通学に適したモデルはどっち?
通勤や通学など都市部の短距離移動では、コンパクトで取り回しがしやすいカローラセダンがおすすめです。
駐車スペースが狭い場所や渋滞の多い都市圏では、セダンの小回り性能が活きてきます。ハイブリッドモデルを選べば、燃費も20km/L以上と経済的です。
長距離ドライブ・アウトドア利用に最適なのは?
高速道路や山道を走る頻度が多いなら、車内が広くて積載力のあるカローラツーリングが有利です。特にキャンプや旅行では、テント・クーラーボックス・スーツケースなどをすべて積載できる点が大きなメリットです。
後席を倒せば1,600Lを超えるスペースが生まれ、車中泊も可能です。
荷物を多く積むならどちら?
荷物の多い買い物や趣味の道具を頻繁に積む場合、間違いなくツーリングがおすすめです。後席を使用していても通常で約596Lのラゲッジ容量があり、ゴルフバッグやスノーボードも楽々収納できます。
高さのある荷物や長尺物にも柔軟に対応可能で、荷物の積み下ろしもスムーズです。
女性ユーザー・初心者に人気なのは?
運転初心者や女性ユーザーには、見切りが良くコンパクトなカローラセダンが人気です。全長4,495mmと扱いやすく、最小回転半径は5.0mと狭い場所でもスムーズに取り回せます。
特に都市部や月極駐車場など、スペースが限られる環境では運転のストレスを軽減できます。
購入前にチェックしたい注意点とユーザーの口コミ
実際のオーナーの声・評価まとめ
カローラシリーズは多くのユーザーから高評価を得ています。特に「燃費が良くて維持費が安い」「日常使いにちょうどいいサイズ」という声が目立ちます。一方でツーリングは「荷室が広くて助かる」「アウトドア向き」という意見が多く、用途に応じた満足度が分かれています。
満足度調査では、カローラが82%、カローラツーリングが88%というデータもあります。
ディーラーの試乗で確認すべきポイント
購入前には試乗が重要です。特に次のポイントは事前にチェックしましょう。
- 乗り心地とシートのフィット感
- 加速時の静粛性とエンジン音
- ハンドルの重さや操作性
- 後方視界とバックカメラの精度
試乗時に後席の乗り心地も確認しておくと安心です。
不満が多い点とその対策
ユーザーの声からは、「後席がやや狭い」「インパネのデザインが地味」という声が一部あります。また、ツーリングの後方視界が悪いという意見も少なくありません。
これらの対策としては、パノラミックビューモニターの装着やシートアレンジの工夫が効果的です。
保険やメンテナンス費用の意外な差
車両保険料は、セダンタイプのカローラのほうが若干安く設定される傾向があります。また、部品の供給が安定しているため修理コストも抑えやすいです。
ツーリングはリア周りの構造が複雑なため、バックドア周辺の修理費用が高くなるケースがあるので注意が必要です。
最新モデルの納期や在庫状況の注意点
2025年現在、新型カローラシリーズは半導体不足の影響で納期が延びる傾向にあります。平均的な納期は2〜3か月程度とされていますが、人気グレードはさらに時間がかかる場合もあります。
早めの予約・在庫車の確認を行うことで、スムーズに納車を進められます。
よくある質問(FAQ)
カローラとカローラツーリングの燃費の違いは?
燃費はモデルとグレードにより異なりますが、セダンタイプのカローラの方が若干優れています。WLTCモードでは、ハイブリッドモデルでカローラが27.2km/L、カローラツーリングが26.4km/Lです。
ガソリン車では約1km/Lの差があり、街乗り中心の方にはカローラがコストパフォーマンスに優れます。
荷室の広さはどっちが上?
荷室容量はカローラツーリングが大きく勝っています。通常時で約596L、後席を倒すと1,600L超に拡張できます。
ゴルフバッグやアウトドア用品を積むならツーリング一択といえるでしょう。
カローラツーリングにしかない装備はある?
はい、ツーリングにはパワーバックドアやルーフレールなど、積載を意識した専用装備があります。
また、TRDやモデリスタからワゴン専用のドレスアップパーツも豊富に用意されており、カスタム性も高いです。
中古で買うならどちらがおすすめ?
予算重視ならカローラがおすすめです。同年式・同走行距離でも10〜20万円安く購入できる傾向があります。
一方で、積載重視やアウトドア志向であればツーリングの方が満足度は高くなります。使用目的に応じて選ぶことが大切です。
カローラシリーズの安全性能は?
両モデルとも「Toyota Safety Sense」を標準装備しており、プリクラッシュセーフティやレーダークルーズコントロールが搭載されています。
グレードによってはブラインドスポットモニターやパノラミックビューモニターも選択可能で、安全装備の充実度は非常に高いです。
値引き交渉のコツはある?
決算期(3月・9月)やモデルチェンジ直前は値引き交渉に有利です。また、オプション込みでの総額交渉や、下取り車の活用も有効です。
競合車種の見積もりを持参することで、販売店側の対応が柔軟になるケースも多く見られます。
まとめ:カローラとカローラツーリング、あなたに最適なのはどっち?
カローラとカローラツーリングは、それぞれ異なる魅力を持っています。取り回しや燃費を重視するならカローラ、積載力や多用途性を求めるならカローラツーリングが適しています。
本記事では以下の観点から比較しました。
- 基本スペックや燃費性能の違い
- 内装や快適装備の差
- デザイン・装備・価格面での選び方
- ユーザーの声や購入時の注意点
- よくある疑問への具体的な回答
それぞれの特徴を踏まえ、自分のライフスタイルや用途に合わせて選ぶことが最も重要です。
最終的な決定の前には、ぜひ試乗し、実際の使用感を確かめてください。
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